チエママ日記

育児ブログ

「スタートアップはMVPを2ヶ月以内に公開する必要がある」なら、エンジニアをどうやって見つけるかの問いに対して考えたこと

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#オフショア開発 #インド #クロアチア #エンジニア #MVP #開発



「スタートアップはMVPを2ヶ月以内に公開する必要がある」とはよく言ったもの。自己資金もしくは資金調達して、フルタイムコミットのエンジニアを採用して、もしくは社長自らサービスを作るのは非常に大切なことだと実感しました。

これは市場からの目線、そしてメンバーのモチベーションを保つことに非常に意義のあることだからです。

恥ずかしながら、うちは開発が思うように進まない時がありました。パートタイムのエンジニア一人。長年の信頼関係があって、副業として報いることのできる(と信じた)少々の支払いを毎月して、時間かかっても予算をかけずに開発が進めようと信じていました。

 

税制適格ストップオプションを創業メンバーに渡すこと

 

信頼している友人だからこそ、数ヶ月分のフルタイム報酬は出せたとしても、今後数年にわたり大企業と同じかそれ以上の報酬を出せない。。でもストックオプションや売却益で報いる方法をあれこれ模索しました。

ストックオプションについては、かなり勉強しました。おそらくネットに出ている記事はほぼほぼと言っても過言でないくらい読み込んだのですが「業務委託」の「創業メンバー」に金銭的負担のない「税制適格ストックオプション」を渡すことの是非についてはよく理解できず弁護士さんに書面インタビューを行いました。その内容はこちら。

https://forbesjapan.com/articles/detail/29008/1/1/1?s=ns

記事中では2019年7月の最新の税制の内容を受けて、どのような状況になっているかについてスタディしたのですが、「業務委託」の「創業メンバー」に金銭的負担のない「税制適格ストックオプション」を渡すことはかなりハードルが高いことが判明しました。

 

精神衛生を保つために

 

開発が思うように進まず、検証すべき課題が置き去りにされると精神衛生を保つのが難しくなります。スタートアップが取り組むべき課題は、大企業が踏み込まないフィールドにスピード感を持って取り組むこと。

「事業を始めるには「無頼性」が必要かもしれません」
と声をかけられて、悶々としました。

スタートアップにコミットするとは覚悟を決めて、事業を行うこと。それなのに、開発に時間がかかりすぎると元も子もない状況になるのです。

1)「起業準備中です」期間が長くなると、「まだ開発してるの?いつできるの??」と人から聞かれて無駄なプレッシャーを受ける。

2)仮説検証ができないまま時間がすぎると、課題に対する熱量が減少し始める。

3)業界で同じようなサービスがローンチされたために、新規性がなくなる。

などなど......

 

 

スタートアップが開発を効率よく進めるためには

 

VCから出資を受ける際に「フルタイム」コミットが求められるのは、できませんの言い訳をさせないため。納期までにきちんとした成果物を出し、投資家の期待に応えていればフルタイムである必要はないけど、対面できちんとチームを管理するという意味でフルタイムコミットが求められるという理解です。

そのような状況を経て、これまで何度か一緒に仕事をしたことのあるヨーロッパ(クロアチア)とインドでの開発体制を整え、スタートアップのオフショア開発に携わりたいと思うようになりました。

スタートアップでは、社内で全ての開発を賄うことが必ずしも効率的でない場面があると思います。

iOSやサーバーを担うフルタイムエンジニアはいるけど、後回しにしていたAndroid開発経験のあるエンジニアがいない

・新しい機能の仮説検証するための実装をしたいけど、フルタイムで優秀なエンジニアはすでに既存の業務で手一杯

・今期は投資家への当初説明以上に利益が出たから、投資を強化したい

 

 

クロアチアやインドのエンジニアの競争力があるわけ

 

ではなぜクロアチアやインドでの開発をしたいと思うようになったのでしょうか。それは信頼できるチームを見つけたからです。創業メンバーの20年来の友人や、かつて一緒に働いたことがある数年以上付き合い、様々な局面を超えたメンバーだからこそ開発を海外にアウトソースできる体制が整っていると言えます。

例えば、クラウドワークスなど遠隔での勤務を想定した場合、日本のエンジニアとインドにいるエンジニアのレスポンス時間はほぼ変わらない場合があるでしょう。インドと日本の時差は3時間半なので、起きている時間帯はほぼ同じです。

一人当たりのGDPで比較。日本の平均年収が432万円で、エンジニア平均年収が600万円。エンジニアはどの国でも平均より稼いでいるとは言え、GDPの差が歴然の国にアウトソースすることによりコストを抑えることができるのは明確です。

 

まとめ

これだ!と思うビジネスアイデアを見つけたら、短期集中で開発して自分のモチベーションや精神衛生を保つことは重要なことです。起業はやりきる人が成功すると聞いたことがありますが、やりきれるかどうかは精神衛生に依存すると言えます。

社内でエンジニアを雇うことは一つの理想だと言えますが、従業員都合により退職するリスクと常に隣り合わせ、またコストが高いゆえに継続するのが難しいなどの問題点があります。

そんなとき、開発を海外アウトソースすることは一つのソリューションになり得るかと思います。

海外アウトソースに関する疑問や、記事化してほしい点などありましたらコメントお寄せください。